事の起こりは2008/02にワイパーリンケージが歪んだとかで、変な位置でワイパーアームが止まってまう不具合が発生したんや。たぶん雪のせいやと思う。で、一応直ってきたんやけど、何か変?でも、まぁええか。とか思って長いこと放置してたんやけども、やっぱりおかしいんちゃう?ってことで2011/09にディーラーに見てもらったけど対策なし。あらら・・・
暇も手伝って、しゃあないなぁ、DIYかいな?!
作業して、試して、考えてを繰り返した
2011/09~2012/01までの内容をログっとこう。
2008/02以来の状態はこんな↓感じ
(A) 2008/02 不具合発生でディーラーから一応直った状態
<問題点>
・助手席ワイパー(助)の拭取り範囲が運転席側ワイパー(運)の描く弧に届いていないために
雨垂れが目障り
・(運)の拭取り範囲がAピラーからちょっと遠い
・(運)(助)ともスタートからストップのストップの直前に一旦下がってから上がって止まる
要はこんな感じ

[ a図 ]
グレーの太い線はワイパーブレードのスタート位置。グレーの網目範囲は下がって上がる範囲
拭取り範囲がそのままで、ワイパーアームだけがずれている場合は、ワイパーアームを最適なスタート地点に戻してやるだけで済むんやけど、今回の場合の問題はワイパーアームの位置ではなく、拭取り範囲(面積)が狭くなっていることやろ?つまり、無駄に下がって上がる範囲を拭取り範囲側に反映させてやるってことやろう。
で、我が愛車のリンケージはおよそこんな感じ
※助手席側は楕円に回転させるために補助棒があり、楕円に動くように制限を掛けるように2段リンクになっている

[ c図 ]
助手席側がどうであろうが、根本的には、中心軸1回転で1アクション(拭いて戻る)であり、この中心軸から各リンクに波動する。要はこの中心軸からのグレー棒の初期角度が問題であろうということやと思う。
で、長いこと中心軸からのグレー棒の角度を色々変えて試行錯誤したわけや。
写真の奥の方にあるのが中心軸のナット。左にある金色のステーが図のグレー棒


[ b図 ]
a図と同様に太いグレー線はワイパーブレードのスタート位置。グレーの網目範囲は下がって上がる範囲
(B) 2011/09
<作業>
(運)が最大の拭き取り範囲にするための作業
中心軸のグレーの棒を若干左周りに回転させる
<結果>
○ (運)の拭取り範囲は最大に広がった
△ (助)の拭取り範囲が(運)の描く弧に到達しているが、ギリギリである
× (運)(助)ともスタートからストップのストップの直前に"若干"一旦下がってから上がって止まる
<評価・考察>
ほぼ解決だが、もう少し改善できるかも
この時点では深く考えずに(運)側を最大の拭き取り範囲にすると(助)側も最大になると思ってた
(C) 2011/12
<作業>
(助)が最大の拭き取り範囲にするための作業
中心軸のグレーの棒をもう少し左周りに回転させる
<結果>
○ (助)の拭取り範囲が最大になった
× (運)だけスタートからストップのストップの直前に"かなり"一旦下がってから上がって止まる
<評価・考察>
(助)側を最大にすれば・・・と思ったが、甘かった。(運)側の動作が目障りや。
つまり、(運)(助)の最大になるグレー棒角度がそれぞれ異なることに気付いた!
が、時間もないし寒いのでまた今度に・・・
(D) 2012/01
<作業>
(運)(助)のバランスを考えてグレー棒の角度を調節
中心軸のグレーの棒を少し右周りに回転させる
<結果>
○ (助)の拭取り範囲が(C)に比べて若干狭くなったが、OK
○ (運)(助)とも一旦下がってから上がって止まる現象は目ではわからない
※理論上は極僅かだけ下上する
<評価・考察>
おそらくこの角度あたりが最適なのだろう
結果的に、中心軸のグレー棒の角度はこんな感じやろぅ

[ d図 ]c図の中心軸を拡大した図
また、運転席側、助手席側のワイパーの動作をグラフ化するとこんな感じやと思う

[ e図 ]
(運)(助)をバランスよく、それぞれの拭取り範囲をなるべく大きく&下がって上がる折り返し範囲をなるべく小さくするということが課題っちゅうことや。
1回の作業としては、中心軸とグレー棒のナットを緩めて、グレー棒をずらし、それに伴ってワイパーアームのスタート位置もずれるので、(運)(助)のアームを一旦外して元のスタート位置に付け替えるっちゅうのが一連の作業やねんけど、全部で3つのナットを付け外しするんやけど、ワイパーアームのナットは簡単やねんけど、中心軸のナットは、薄いスパナでギリギリアクセスできるところにあるねん。1ノッチずつ締めなアカンねん。ホンマに面倒くさい精神力の要る作業。ほんま疲れるねん。ナットは絞め過ぎると各リンク部分が若干ズレる。思った位置で固定でけへんので、ズレてやり直しとか、中心軸のナットの締めが緩くてガシャン!とか、また、作業の度にボンネットを開け閉めする必要もあって、ほんま・・・クタクタになる。
まぁ、何や、たかがワイパー。されどワイパーやったわ。勉強になったわ。ワイパーって発明されてからその基本構造はほとんど変わってへんらしい。もっと簡単にはならんのかえ?
ついでに、我が愛車のワイパーはエアロワイパー(?)とか言うやつで、ワイパーをゆっくり作動させた時と早く作動させた時では、ゴムのしなり方が違って早く作動させた方がしなりが大きく拭き取り範囲も拡大する。
折角やし、努力の結果としての動画を(え~初めて動画を投稿した。時間かかるもんやな)。
助手席側ワイパーが最後によっこいしょ!って感じで動く。
[
広告]
VPSほんでもって、ついでに前回車検時に借りた車が珍しい1本ワイパー。
しかも単に180度の扇を描くのではなく、伸びて縮んで忙しく動く。ワイパーの根元はハートマークのように描かれて動く。外周は角丸四角っぽく描く。
[
広告]
VPS